こんにちわ 。看護師転職コンサルタントをしているハルです。
転職先が決まった看護師さんからよく受ける相談で「現職の病院が辞めさせてくれない・・・」というものがあります。
スムーズに退職するにはどんな方法があるのかまとめてみました。
看護師は簡単に辞めさせてくれない職業?
そもそも看護師は全国的に慢性人手不足の状態、辞めたいといって簡単に辞めさせてくれる病院っていのはほとんどない。
看護師の配置基準の関係で、その看護師が職場に必要な人材・能力云々ではなく、人数合わせとしても辞められたら困るという現実的な問題もあります。
仕事でも辞めさせてもらえない看護師からの相談は受けますが、実際に看護師だった元嫁も新卒で入った病院を退職するまでに1年以上かかっていました。
看護師が病院をスムーズに辞めれる退職理由とは?
元嫁が実際に辞めるまでに使った手段(退職理由)は
- 夜勤が無理→夜勤の無い部署へ
- 結婚します→妊娠してないんだから辞める理由にならないよね?
- 引越します→しぶしぶ退職決定
引越しして現実的に通勤が難しい距離に行ったからようやく辞めさせてもらう事が出来ました。
夜勤が無理とか、結婚して専業主婦になりますとか、病院側の対応でどうにかなる理由や、ふわふわした理由では手練手管の看護部長など上司を納得させる事が出来ません。
病院側が諦められる退職理由は
- 妊娠
- 両親の介護
- 引越し
- 次の病院が決まっている(◯月◯日から)
など、動かしようが無い理由は比較的スムーズに退職までもっていく事が出来ますが、次の病院が決まっているので退職すると伝えるのは、裏切り者扱いされる可能性もあるので、ちょっと勇気が必要・・・・。
次の転職先が決まっていない場合や、上記の退職理由などにも当てはまらない場合。予定は決まってないけど、とにかくもう限界で一刻も早く辞めたい場合もあると思います。
強い意思を持って退職を伝えるしか無いの?
退職するのに色々と苦労する人が多いと思いますが、まずは退職のルールを確認しておきましょう。
退職に関しては労働基準法と勘違いしている人は多いですが、労働基準法で退職時期に関する法律はなく、民法627条で定められており、退職2週間前に退職申し入れを行えば法的に問題なく退職する事は出来ます。
法的に決まっていると言っても、「民法627条で決まっているので、2週間後に退職させて頂きます」なんて辞め方が出来る人は少数でしょう。
結局のところ、退職をする場合には病院側が退職を認めざる得ない理由があるか、どんな事を言われても退職の意思を貫き通せる強い意志が必要になります。
ですが、世の中そんなにメンタルの強いひとばかりでは無いと思います。退職が出来ずにうつ状態になってしまう人も多くいると思います。
どうしても辞められないなら退職代行サービス?
退職代行サービスの存在自体は知っていたんですが「本気かよ?」「とうとう退職も自分で言えない草食若者が増えたのかよ」なんて思っていましたが、twitterでフォローしている看護師の方のtwitterを見て妙に納得してしまいました。
今年2月にあったリアル話。
友達が務めている急性期病院で、看護師1年目(務めて11ヶ月)の3人が突然仕事に来なかった。
病院には、退職代行会社から電話がかかってきて、「3人共辞める、手続きは業者がする」と。看護師の劣悪な労働環境を良くする制度を作らないと、若者が潰れてくよ…#白衣の戦士
— なーすなな(24)(3年目) (@nanana0523) 2019年4月12日
最初は「まじか!最近の若者!」と思いましたが、確かに看護師は簡単に辞めさせてもらえない職業ランキングの上位にくるであろう職業。
退職代行を使ってスムーズに辞められるのであれば、使ってみるのも良いかも知れません。
人材の入職退職など、転職活動はお金になるんですね〜。
でも看護師転職サイトのような転職先探しと違う点は、退職代行サービスを利用する場合には、退職したい本人がお金を払う必要があるので要注意して下さいね。
気の弱い人は、辞められなくてメンタルがやんじゃうくらいなら退職代行も良いかもしれないですね〜。