こんにちわ。看護師の転職コンサルタンをしているハルと申します。
登録をしてくれた看護師さんと電話や面談でヒアリングをしていくんですが、まず最初に聞く事で、とっても重要なポイントは【希望条件】です。
でも!その希望条件って明確に決まっていますか?曖昧じゃないですか?自分の希望条件のまとめ方や考え方を、紹介して行きたいと思います。
なぜ転職したいの?希望条件を整理しよう
まず、転職を希望する看護師さんには希望条件に順位を付けて言ってもらいます。
- 通勤30分以内
- 残業が少ない病院
- 年収500万円以上
例えばこんな希望条件の看護師さんがいるとします。この看護師H・Kさんは、現在務めている病院が片道1時間掛かるのがつらく、通勤時間が短い病院への転職を強く希望しています。一番優先したい希望条件は通勤時間なんです。
2番目が残業時間の少ない病院。通勤時間が短くなったとしても残業が多いのであれば帰宅する時間も遅くなるので意味がなくなります。確かに希望条件としては筋が通っていて納得の理由です。
3番目に優先したいのが年収500万円以上という所。現在の病院でも500万円貰っていますが、通勤時間が短くなるのであれば転職にあたって年収のアップは希望していません。
正解
通勤時間1時間・残業は多め・年収600万円の病院に転職してしまいました〜。
年収が100万円上がるなら当然でしょ!と思う人も多いと思いますが、そうなんです。仕事として働く以上お金の魅力というのは当然大きくて。自分の予想よりも高い給料を提示された場合には、人間というのは簡単に希望条件がヒックリ変えるものなんです。
基本的に転職活動を開始した時点の希望条件と同じ条件で転職する人は珍しいです。転職活動をしているウチに、希望条件はブレにブレて最初の希望条件とズレまくった病院に転職する人も多いんです。
- 通勤時間は若干遠いいけど、病院は清潔で働いている職員の雰囲気も良かったなぁ〜
- 希望条件を伝える時には言わなかったけど、年間休日135日の病院なら行きたい!
- え、管理職として迎えてくれるの?それなら残業多めでも入職しちゃおうかな!?
こんな感じの話しにパァーーーーッン!って切り替わるのは全然普通にあります。
話は戻って年収600万円で通勤時間1時間の病院へ転職したH・Kさんの場合、一番の転職理由が通勤時間の長さだったはずなんですが、潜在的にはお金の方が重要だったと言うことになります。
希望条件の掘り起こしをしよう
希望条件というのは転職活動を行う場合に1番重要になってきます。「そもそもなぜ転職したいのか?」をはっきり具体的に決めていく事が大切。入職してから「こんなはずじゃなかった」と後悔するのはもったいないので、事前に紙に書き出すなどトコトンまで希望条件をまとめてみましょう。
私が看護師さんの希望条件をヒアリングする時には、必ずカウンター的に逆パターンの場合も提案します。
看護師:年収が低くても通勤時間が短ければ良い
看護師:人間関係が良ければ残業が多くても我慢できる
看護師:〇〇科に配属されるなら休み少なくても行きたいです!
と、こんな感じに真逆の事を聞いていくと、意外と希望条件は変わっていくものなんです。人間ですから当然ですけどね。
希望条件の掘り起こしはプロに頼もう
看護師の転職サイトでコンサルタントをしている自分でも、自分が転職活動をする時に一人で希望条件をまとめようとすると、意外に表面上の希望条件しか出てこないものです。
希望条件というのは一見すると簡単そうに感じますが、本質的な希望条件を出そうとすると一人では難しく、他の人に言われて気が付く事も少なくありません。
自分の希望条件からはかけ離れているのに、行きたいと思える求人というのは当然自分では中々探せるものではありません。求人情報を豊富にもっている看護師転職サイトのコンサルタントにお願いするのも潜在的な希望条件にマッチングした求人を見つけるの有効ですよ!