こんにちわ。看護師転職サイトのコンサルタントをしているハルと申します。
高齢者社会を突き進んでいる日本では、介護施設は急増しているので病院以外での働き方として「介護施設」を選択する看護師さんは多くいます。
介護施設から介護施設への転職であれば問題ないと思いますが、病棟経験しかない看護師さんの場合、何点か注意するポイントがあるの今日は「看護師が介護施設に転職する時の注意点」について説明して行きたいと思います。
介護施設の面接時の注意点
まず、介護施設での勤務を希望する場合には当然採用面接を受からないとイケません。意外と分かってない看護師さんが多いのが、介護施設は患者さんが利用する場所ではないという事。
介護施設の面接は、病院ではなく介護施設という事をキチンと理解して挑みましょう
介護施設の利用者は患者ではなくお客様
介護施設の中でも特に有料老人ホームの場合には「利用者様」「入居者様」という表現をします。有料老人ホームでももちろんピンきりですが、月に20〜30万円を支払っている場合も珍しくありません。
運営しているのは民間の会社になるので、利用者様=お客様になります。
施設によっては介護度も低く、ほぼ自立している入居者もいます。病院に入院している患者さんとは違い。あくまでも「お客様」になります。
有料老人ホームの面接で面接官から「当施設は有料老人ホームですが、接遇などは大丈夫ですか?」と聞かれる場面は結構あります。
介護施設における接遇とは、入居者である高齢者に対してキチンとした言葉遣いや態度を取れるかという事です。病院ではたまに見かけますが、高齢者に対してタメ口、赤ちゃん言葉で話しかける等は、施設ではNGです。
施設へ転職する時の志望動機
介護施設の面接の志望動機に、実はかなりマイナスポイントになってしまうんですが看護師さんがよく言うセリフがあります。
看護師:利用者様一人ひとりとじっくり向き合った看護がしたいです。
基本的に介護施設の形態にもよりますが、一人ひとりとじっくり向き合う時間がある所はありません。介護施設の面接官からすると「この看護師は施設なめてるなぁ〜?どうせ仕事が簡単だと思って施設で働きたいんだろ?」という印象でしか受け取られません。
志望動機に関してそこまで小難しく考える必要はありませんが、介護施設を舐めてると取られかねない発言は控えましょう。
- ◯◯病棟 に勤務している時に高齢者の患者さんが多く、高齢になっても日々の生活が充実したものになるようなお手伝いを〜
- 以前祖母の介護をしていた事があり、医療面から高齢者の介護を支える重要さを感じ〜
みたいな志望動機でも充分だと思います。
介護施設に入職してからの注意点
めでたく介護施設に内定を貰い、入職してからも注意するポイントはいくつかあります。介護施設は看護師・介護士・リハ系・ケアマネ・相談員などなど色々な職種の人がおり、一つのチームとして高齢者介護にあたります。
その中でも看護師と介護士が仲良くやっていくのは非常に難しいです。実際に介護施設から介護施設に転職希望する看護師にヒアリングしていると、半分以上の看護師が「介護職員がのレベルが低い」「介護職員が生意気」「看護師なのに介護職員の仕事をさせられる」のような上から目線を炸裂させています。
介護士とうまくやっていく方法は?
介護施設の介護士とうまくやっていく方法は「これ看護師の仕事じゃないんでっていう態度を取らない」事が重要になってきます。
看護師として入職した場合でも仕事のない時は介護職の仕事がまわってくる事は当然ありますので、介護施設で働く場合には介護の仕事をする必要性がある事も理解して入職しましょう。
大手の有料老人ホームなどでは、看護師を集めるために「看護・介護完全分業」をアピールしている所もあるので、介護施設で働きたいけど介護職の仕事なんて一切したくネーヨ!という看護師さんは、そういう所を狙いましょう。
看護師転職サイトのコンサルタントに伝えれば案内してくれますよ。
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