こんにちわ。看護師転職コンサルタントのハルです。
転職希望の看護師からボーナスに関しての相談をよく受けるので、今日は看護師のボーナス事情について紹介して行きたいと思います。
ボーナス支給前に退職希望を伝えても満額貰える?
看護師に限らず、仕事をしている人ならボーナスは当然貰いたいと思いますが、転職を考えいる場合には、どのタイミングで退職希望を伝えればボーナスを満額貰うことが可能か?
ボーナス支給日の前に退職の意志を伝えると、ボーナスが貰えないんじゃないかと不安に思っている看護師も多いと思います。
ボーナスに関しての法律は無い
病院でも年棒制の給与システムを採用している所もあります。年俸制の給与支払いの場合には、当然ボーナスというものはありません。
年俸÷12=月給になります。
ボーナスというのは必ず支給しなければいけないなどの決まりは無く、労働基準法などの法律などでも決まりがありません。
つまり、ボーナスが支給される前に退職の意志を伝えてしまった場合に、実際のボーナス支給額が減額されていても法律的に問題はないと言うことです。
ボーナスの支給に関しては就業規則を確認しよう
ボーナスの支給に関しては、労働基準法などの法律で決められていないので、勤務している病院毎の就業規則に従う形になります。
つまり、ボーナスの支給金額・支給時期・査定方法などに関しては病院側が自由に設定出来るので、大げさな話、就業規則上に「業績によりボーナス支給なしの場合もあり」なんて記載があった場合には、ボーナスが出なかった場合でも文句は言えないんです。
逆に、就業規則に「ボーナスは7月12月に基本給の2ヶ月分支払いますよ〜」などの明記があった場合には、実際の支給額が減額されていた場合などには、就業規則を元に契約違反になるので、差額を請求する事が可能です。
つまり、ボーナスに関しては法律ではなく就業規則次第ということ!
ボーナス支給日の前に退職が分かっている場合には減額も
基本的にボーナスに関して何ヶ月分絶対に払いますと就業規則に明記している病院は少ないと思うので、ボーナス査定のタイミングで退職が分かっている場合にはボーナス査定額を低くされる事はリスクとして当然考えておいたほうが無難です。
また、ボーナス支給前に退職届けを出し、退職日がボーナス支給日以降であった場合には、満額とは言えなくても貰う後が可能ですが、もし就業規則に「退職予定者へのボーナス支給は無し」などの記載があった場合には、そもそも貰うことも出来ません。
退職希望はボーナス支給後に伝えよう
まとめると、ボーナスに関しては法律で決まっていないので、病院のさじ加減でどうにでもなってしまう!という事!
まずは、自分が勤めている病院の就業規則を確認して、ボーナス支給前に退職予定が分かっていても満額貰える場合以外には、ボーナスの支給後に退職の相談をした方が無難です。
ただし、退職するだけではなく転職の場合には、転職先の病院のボーナス査定期間も重要になってきます。
病院によってボーナスの査定期間は違いますが、中途入職の場合でも在籍日数によってボーナスを出してくれる場合もあれば「◯月◯日〜◯月◯日の間に在籍している者」のような査定期間内全てに在籍していないと1円もボーナスが貰えない場合もあります。
現職のボーナスばかり気にして、転職先のボーナスを貰えないって場合もあるのでどちらがお得なのか良く確認しましょう。
ボーナスの金額よりも年収で考えよう
そもそも俺が看護師と話していて不思議なのがやたらボーナスにこだわる人が多い事です。
ボーナス無しの年棒制で年収600万円
ボーナス5ヶ月支給の年収550万円
こんな場合でもボーナス5ヶ月の方が良いって人が結構多いんです・・・・。まじで謎。
ボーナス5ヶ月年収550万円の方を選択する看護師は「ボーナスがあったほうが働く意欲・モチベーションが保てる」って言うけど、冷静に考えてね!ボーナス無しの600万円の方が全然お得だからね!
ボーナス有ったほうが嬉しいのは分かるけど、求人情報に載ってるボーナス支給額って前年度とかの実績だからね。今後も同じ額が出るとは限らない。
何度も言うけど法律的な決まりはないから「思ってたボーナス支給額が出ない〜」って事は当然あるからね。
俺からすると月給少なくてボーナス多い所って怖く感じるけど・・・・笑
なので、あんまりボーナスに縛られないように考えましょうね!