看護婦が看護師になり、なんでもかんでも男女平等とか言っちゃってる現代社会で「ナースマン」として活躍中のみなさん。これからナースマンになろうとしているみなさん。
お元気ですか!
男性看護師はなぜナースマンに?
そもそも看護婦・婦・婦って言っていたくらいなので、看護師っていうのは女性の職業だったわけです。
いくら看護師で仕事が出来て、出世して行ったとしても看護師ではトップを取る事が出来ません。
看護師の中でトップなら分かるけど、病院の中では医者>看護師というヒエラルキーが存在するので、一生懸命がんばろうとも医者よりも上の存在になる事は出来ないんです。
医者と看護師は仕事・役割も違う職種と言うかも知れませんが、一般の人から見たら病院内で看護師よりも医者の方が単純に偉いと思っている人が多いです。
これが、一般職であれば中卒だろうが高卒だろうが、会社のトップに成り上がる可能性はゼロではありません。(あくまでもゼロではないだけで、難しいのは難しいけどね・・・)
だけど、看護師は看護師、逆立ちしてもなにしても病院内であれば医者より上に立つ事は出来ません。
せいぜい「医者と看護師は別の職業!比較対象ではない!俺は看護師だ!」
と強がるぐらいが精一杯。
男だったらトップ狙わんかい!なんで最初からトップ目指せない職業につくんじゃ!と昭和生まれ全開な思想の俺ですが、友人の看護師友達(女性)に聞くと、意外とみんな男性看護師に否定的。
「男のくせに看護師なるやつ意味不明」
「男の看護師はまじで使えない」
「男の看護師と結婚とかマジありえない」
男性看護師の転職活動は結構大変
私が働く看護師転職サイトにも、当然男性看護師からの登録もあります。
新卒の場合は一概には言えませんが、転職しようとした場合に男性看護師が欲しいって言われるのは「オペ室」がたまにと「精神科」がほぼ。
以前一般の病棟で熱烈に男性看護師が欲しいと言っていた病院があって、その理由は「その病棟看護師が女性だけなんですけど、看護師同士の関係が悪くなりすぎてて・・・男性を入れて空気を変えたい」なんて変わった依頼がありました。
丁度病棟への転職を希望していた男性が看護師がおり、無事転職しましたが・・・
それだけ女性社会に男が入っていくのは難しいんです・・・・。
どこの病院も当然女社会でなりたっているのが分かっているので、特別な資格や経験がある男性看護師以外の受け入れには積極的ではありません。
そこで男性が多く、男性でも働きやすい精神科で働いている男性看護師も多いと思うけど、一回精神科の道にはいると一般病棟への転職はかなり難しくなります。
女性でも精神科のみの経験しかない場合には、年齢にもよりますが一般病棟への転職はハードルが上がってしまいます。ましてや男の場合にはやはり厳しい・・・。
職業も男女平等なんつって言われてるけど、実際には無理なもんは無理。いらないもんはいらない。男性看護師が完全に女性看護師と同等に働く事は、今現在では難しいのが事実。
男性看護師の年収は良いのか?
そもそも、男性で看護師を目指す理由はなにか?俺が学生時代に周りにいた男性看護学生に聞いてみたら「高年収だから」「安定しているから」「就職が楽そうだから」とまさに草食系な答えがかえってきました。
いや、実際そんなに年収良くねえから!
地域にもよるけど、男性看護師の平均年収は400万〜500万。
看護師は高収入のイメージがあるけど、実はそれは新卒の給料の場合のみ。新卒1年目から400万を超えて来る看護師も珍しくないのに対して、一般職の場合には大卒でも300万円代なんて珍しくはありません。
女性の平均年収の中では高収入に入る看護師も、男性看護師の場合には平均年収ではそれほど高収入には入りません。
ましてや、看護師は夜勤手当がないと一気に給料は減ってしまう。
40歳なっても50歳になっても必死に夜勤やってようやく500万って高収入に入るの?
男性看護師がトップも取れて、年収1000万オーバーになる方法
それなら男性看護師が目指すベストな職場といえば・・・精神科極めるしかないでしょう。
でも、病院で働いている限り、精神科を極めて行ってもトップには医者がいる。
じゃあ、どうするかって!訪問看護しかないでしょう!
国が病院じゃなくて在宅で看取ってって方針になっている今、訪問看護の重要性は上がって来てて、それに合わせて訪問看護の求人はめっちゃ増えて来てる。
実は訪問看護の訪問される患者さんの方も訪問してくる看護師が男だと嫌だって人結構多いの。だから一般的な訪問看護の場合には、女性で求人依頼が来ることが多いんだけど、精神科の訪問看護は別!
人事:男性大歓迎!精神科経験のある男性看護師!最高です!
ってなってるわけ、患者を悪くいうわけじゃないけど、暴れちゃう患者さんとかもいるしね。病院ならともかく、部屋で二人きりの状態で暴れられたら危険もあるわけで・・・・。そんな時に男性看護師だったら!ってわけです。
現在全国展開している精神科訪問看護なんかもあるし、今後需要はしばらく落ちない。しばらく雇われて、一通り勉強してから独立して精神科訪問看護ステーション作っちゃえばいいってわけ!
まったく医者と関係が無くなるわけではないけど、訪問看護ステーションを作れば一国一城の主!病院の様なヒエラルキーの中で仕事をする必要がなくなる。
もちろん訪問看護ステーションを作って簡単に儲かるわけじゃない。俺の担当だった看護師さんが独立して訪問看護ステーションを立ち上げたりしてるけど、立ち上げるまでにオープン時の看護師引き抜く準備だったり、病院や医者と関係を作っておくことが必要だけど、成功すれば富も名誉も手に入るってわけです。
簡単じゃないけど、男だったらてっぺん目指せや!目指すなら精神科がおすすめや!その代り精神科行ったら他の科に移りにくいから覚悟はしてね!
男性歓迎な精神科訪問看護求人を探すには?
全国展開している某大手精神科特化訪問看護ステーションは、公式サイトを見ると求人情報が載っているので、自分の希望エリアで求人があるか確認する事が出来ます。
病院系の訪問看護ではなく、バッチバチの民間企業なのでノルマではありませんが、件数によってお給料にもかなり差が出てきます。
もちろん、ガンガンやってガンガン金稼ぎてぇ!ガンガン出世してえ!っていうのであれば悪くはないありませんが・・・。
私が個人的におすすめなのは、病院系の精神科訪問看護や、地域で数カ所展開しているような事業所です。
そういう所の求人は意外と見つけにくく、自分のみで転職活動を行ってもなかなか良い求人はありません。
精神科特化型の訪問看護ステーションを探すのであれば、看護師転職サイトを使ってみるのも1つの手です。
看護師転職サイトでコンサルタントをしている私がオススメできる転職サイトを紹介すると
①看護のお仕事
「看護のお仕事」はコンサルタントの対応満足度No.1を謳っているだけ有って、看護師優先主義は他のサイトに比べてダントツ高いです。
案内された求人に不満がある人はいるかもしれませんが、対応に不満がある人は少ないはず。実際に私が勤めている看護師転職サイトに登録してきた人で、同時に看護のお仕事にも登録している人に話を聞いても、みんな好印象の対応をしてもらっているようです。
②ナース人材バンク
「ナース人材バンク」は、業界最大手で求人情報量も最強です。ナース人材バンクに有って他の転職サイトに無い求人は多いですが、他の転職サイトに有ってナース人材バンクに無い求人は多くありません。