こんにちわ看護師転職コンサルタントをしているハルと申します。
転職相談で経歴をヒアリングしていると結構多いのが、短期間で転職を繰り返している看護師さん。
何回も転職を繰り返してうまくいかないと感じる理由は?その解決法は?
転職がうまくいかない看護師の原因は?
まず、結論から簡単に言うと転職がうまくいかないと感じながら転職を繰り返す看護師の特徴は「転職活動をテキトーにしてる人」です。
転職活動をしている当人にとってはテキトーにやっているつもりはないと思いますが、実際にはかなりアバウトに考えて失敗している人も多いのが実情ですよ。
- 転職理由があいまい
- 自己分析が出来ていない
- 転職条件の優先順位があいまい
- 求人情報の集め方がへたくそ
①転職理由があいまい
20代から30代前半の若い看護師さんに多いのが「あいまい転職」です。
転職経験も少なく「転職したら今より良くなるはず・・なんとなくそう思う」と考えている看護師さんは結構多いんです。
明確な転職希望理由もなく、とりあえずあいまいに転職しようとしている看護師さんは転職先で「こんなはずじゃなかった、前の病院の方が良かった」となる可能性は高いですよ!
②自己分析がしっかり出来ていない
転職理由が「通勤時間が長くでしんどい。通勤時間が少ない職場へ転職希望」のように明確に決まっている看護師さんの場合でも、もちろん転職がうまく行かない事はあります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜入職後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最近は看護と介護の業務が別れている所も多いですが、介護施設であれば当然介護業務(食事介助・排泄介助・入浴介助)などがある可能性もあります。
極端な例にはなりますが、通勤時間の短さを最優先するあまりに、自分に介護業務が出来るかどうかをきちんと考えない=自己分析が出来ていない場合には、入職後にギャップを感じて早期退職する可能性もあります。
③転職条件の優先順位があいまい
自己分析が出来ていない場合と共通する問題ですが、転職条件の優先順位がうまくつけられていない人も多くいます。
まず、優先順位を付ける場合には「確定している事」と「不確定な事」を別に考える必要があります。
確定している事
- 通勤時間
- 月給・配属先
- 勤務形態(就業時間・夜勤有無・土日休み・2交代か3交代かなど)
- 福利厚生
不確定な事
- 人間関係
- 残業時間
- 夜勤回数
もちろん不確定な事でも、人間関係や残業時間などは重要な条件ですが、人間関係は人によって受け方が違うので入職前に確実に分かることではありません。
残業時間や夜勤回数もおおよその状況はわかりますが、入職後に人員不足などで変わる可能性もあるので確実とは言えません。
なので、まずは確実に決まっている確定している事の中から優先順位をつけて転職活動を行いましょう。
- 通勤時間がかかっても希望の配属先に入れる事が優先
- 給料も大事だけど、3交代は絶対ムリ!2交代の中で給料が良い病院が良い!
- 子供が小さいからどんな職種でも良いから夜勤が必須!
など、確定している事から優先順位を決めて転職活動を行うようにしましょう。
④求人情報の集め方がへたくそ
これは看護師さんのせいにするのはかわいそうな部分がありますが、転職候補の病院の求人情報を詳しく分からないで応募・入職してしまい。
あとから「あれ、残業ってこんなに多いの・・・」「有給全然取れないじゃん・・・」「同世代のナース全然いねぇ・・・」「就業時間が想像と全然違った・・・」「委員会多すぎでしょ・・・」なんて事になる人も多くいます。
↓これは関東地方の某病院公式HPの求人情報ですが、ここから分かる情報なんてたかが知れています。
国が運営しているハローワークの求人票も、募集をかけたい病院が自分で記入するので情報量は公式HPとさほど変わりません。
面接時に聞けば良いと思ってる人もいると思いますが、面接の緊張の中で自分の聞きたい事を聞ける人は多くありません。
ましてや、内定をもらいたい場合には給与や残業時間、有給消化率などはイメージが悪くなるので質問する事自体難しい場合もあります。
転職を失敗させないためのコツ
看護師の転職がうまくいかない原因をまとめましたが、原因が分かったからと言って誰でも必ず失敗しない転職を出来るワケではありません。
- 実際に面接を受ける時は2、3つの病院を受ける
- 事前にもしくは面接時に、施設見学を必ずさせてもらう
- 求人票・面接時の話と相違が無いか「労働条件通知書」を必ずチェック
- 実際に病院の内部情報を知っている人に話しを聞く
以上の4点は最低限、転職活動を行う時に必ずしてもらいたいポイントになります。
①実際に面接を受ける時は同時期に2、3つの病院を受ける
転職の理由が明確で、自分の希望条件の優先順位をきちんと決められたら、実際に希望条件に合いそうな病院の面接に行くことになりますが、絶対におすすめなのが2つから3つの病院の面接を受ける事です。
1つの病院だけでは気づかないポイントでも、2つ3つ受ける事で比較できるのでおすすめ。
大切なのは同時期に面接を受けること。
②事前にもしくは面接時に、施設見学を必ずさせてもらう
病院見学は実際に自分が働いた時の事が想像できる大切な場面です。職場の環境・実際に働いている職員・動線の確認・ナースステーションの雰囲気などを確認するBIGチャンス!
一緒に働くことになる職員の身だしなみや、来客者である自分にきちんと挨拶をしてくるかなどはチェックしましょう。
↓見学だからって気を抜かないように!実際は面接の一部ですよ!
③求人票・面接時の話と相違が無いか「労働条件通知書」を必ずチェック
もしあなたが面接時の病院の印象も良く、内定ももらえた場合には入職前に「労働条件通知書」という書類が貰えるので必ずチェックしましょう。
あなたの給与条件や、勤務時間、有給条件などが記入してあります。事前に見ていた求人票や面接で聞いた話と違う場合には先方に確認しましょう。
④実際に病院の内部情報を知っている人に話しを聞く
実際に自分が行きたい病院で働いている人・働いていた人がいればその人に話を聞くのが1番!残業時間や、有給消化が取りやすいか、職場の雰囲気など、実際に気になるポイントを聞いてみましょう。
転職をうまく進めるにはプロにお願いするのも有り
今日、記事にした内容は転職がうまくいかないと感じてる看護師さんに参考にしてもらいたいと思いますが、そもそも転職がうまくいかないと感じている看護師さんは、1度ではなく何度も失敗しているからうまくいかないと感じているはずです。
それであれば、最初から転職のプロに相談してみるのもおすすめですよ。
- 希望条件の深堀り・分析
- 最新の求人情報収集
- 病院の内部情報の共有
- 面接対策・履歴書レクチャー
- 面接日時の調整
- 給与交渉・配属先交渉
今日記事にした内容はすべて看護師転職サイトを利用した場合には、手伝ってくれる事ばかりなんです。
転職サイトを使う時のコツは、1社だけではなく同時に2社以上に登録して情報を多く収集する事です。
もっと詳しく看護師転職サイトの選び方を知りたい人は、こっちの記事も参考にしてください↓